凛とした佇まいの漆器の皿を春パスタで素敵にカジュアルダウン

旬の食材を調理して食べる。

それは「おいしい」の第一歩。

さらに、自分の大好きな器でいただくことができたら、

とてもしあわせな時間のはじまりです。


 「どの季節が好きですか?」と聞かれると、迷わず「春」と答えてしまう。

柔らかな日差しを浴びて草木が芽吹き、森羅万象が少しずつ動きだすはじまりの季節。

春は人間の体も目覚める大切な時。

そんな時季には、たっぷり旬野菜をいただきましょう。

春の野菜はパスタとの相性もばっちり。

春キャベツの甘味に桜エビの旨味を加えたパスタを作りました。

シンプルだけど、アンチョビでコクをプラスするのがポイント。

器は広島市安佐北区可部町に工房がある蝶野秀紀さんの漆器です。

蝶野さんは、木目の美しさを生かした「拭き漆」を中心に、日常生活で使う器を手がける作家さん。

長い時を経た木で作られる器には、おおらかに料理を受け止める力があります。

漆器はつい普段の生活から遠ざけてしまわれがちですが、もったいないことだと思います。

漆はとても丈夫で体にもやさしい天然素材。

実は和洋どんな料理にも合う優れものなのです。

ぜひ普段の「生活の道具」として、取り入れてもらいたいものです。

text:Kuwada Hiroko photo:Kuwada Seizaburou


ウインク福山/備後版 2017年4月号掲載


桒田博子/桒田誠三郎

広島県福山市在住。『Daikoku Galleryくわみつ』のオーナー夫妻。料理や食卓を彩る作家ものの器や感性が光る生活道具を、使い手としての目を通してセレクトしている。2階のギャラリーでは、器や布、アクセサリーなど、様々な分野の作品展を実施。

http://kuwamitsu.net

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